【User Interview】
おさふねクリニック

スタッフの育児休暇や定年退職などが重なり、検査室の人員が大幅に減少してしまったことが理由です。
尿沈渣検査だけでなく他の検体検査や生理検査、検査以外の業務も行っているため、早急に業務の効率化を図る必要がありました。

6人から3人に半減してしまいました。業務が回らない状況になり、本来なら休暇予定のスタッフも出勤しなければいけない状態でした。

業務量の負担だけでなく心理的な負担も大きかったです。
検査業務では、データを見て考察をして医師に返す必要があります。しかし、検査結果を早く返すことも必要な上、検査以外の業務も対応する必要があり、日々気持ちの焦りがありました。

当院は腎臓内科があるクリニックのため、鏡検との乖離が少なく一致率の高い機器やサービスの導入を考えていました。
院長が新しい機種・サービスに対して理解があるため、導入実績にこだわらず検討をしました。

当院は多くの検査項目を院内で実施し、患者さんへ当日中にお渡しする運用をしています。そのため、正確さだけでなく迅速な報告ができることも重視していました。
オーションアイスマートアシストは、臨床検査技師がリモート分類した結果が迅速に返ってくるので魅力に感じました。

尿沈渣機器の使用経験がなかったため、使いこなせるかの不安がありました。
また、実際にどの程度鏡検数が減るのか、現状と結果報告の内容が変わることで医師からの理解が得られるかも不安でした。

検体測定は簡便で使いやすかったです。
結果の見方や操作は、使い初めの不慣れなときは鏡検をするときと同じくらい時間がかかりましたが、それもすぐに慣れて簡単になりました。

実際に臨床検査技師がリモートで画像分類した結果が返ってくるので信頼して検査をすることができています。
あらためて自分たちが鏡検すべき検体には、どのような有形成分の存在が疑われるかなどの参考コメントもついて返却されるので、注視すべきポイントもわかって時間短縮につながっています。

従来の鏡検では、どんな成分があるかわからない中で、担当者がひとりで全視野を見て、見落としがないように精査をしていました。
オーションアイスマートアシストがあると、あらかじめ確認すべき成分の情報をもって検査ができるので、あるかわからない成分を探す労力がなくなり、早く結果を返すことができるようにもなりました。

他にも、鏡検に伴う心理的な負担の軽減につながったと感じています。
検査室では、結果を早く返さなければいけない中で、見落としせずにしっかり鏡検をしなければいけないので、どうしても時間に追われる感覚があります。
オーションアイスマートアシストのおかげで早く結果を返せるようになると同時に、余裕をもって検査ができるようになりました。

時間的余裕ができると、他の検査や作業にも余裕ができます。そのため、鏡検に限らず、広く業務を行う上で心理的負担が軽減されています。

スタッフ同士で相談をしながら検査結果を返すことが増えました。
従来はスタッフ間で意見交換をするにも代わる代わる顕微鏡を覗く必要がありました。
今は、結果に付け加えられたコメントを参考に、スタッフ同士で検体画像をモニターで見ながら意見交換ができます。

判別に悩むようなときの不安を解消して自信を持って結果を返却できるようになりました。顕微鏡を代わる代わる覗いていた時に比べて、検査時間の短縮にもつながっています。
また、成分画像アトラスも活用してスタッフの自己研鑽にもなっています。

装置の設定で変更してほしいと伝えたことを、早急に反映してくれていて感謝しています。
エラーが起きたときの対応も迅速で助かっています。

現状は月額10万円で300件の画像確認依頼ができるプランを利用していますが、依頼件数が少なくなる月もあります。
契約プランのバリエーションを増やしてもらえると使いやすくなります。

オーションアイスマートアシストは、私どものようなクリニックや中小病院に向いているサービスと思います。
検査業務のなかでも、鏡検は特に時間を要する検査です。少人数で様々な業務をこなす中で、可能な限り鏡検をせずに報告できることには大きなメリットがあります。
特に、腎臓内科や泌尿器科のような、より質の高い尿沈渣検査を求められる医療機関にこそ、もってこいのサービスです。